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ドローンでの空撮やアクションカメラと一眼による撮影から編集まで趣味として楽しんでいる個人的なブログです。

絶対に失敗したくない! GoPro で綺麗な映像を残すための Protune 設定

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GoPro で楽しい旅行を撮ってみたけど、家に帰って確認すると真っ暗だった!なんて残念すぎますよね。そんな失敗を無くす為にも  GoPro の設定はしっかり確認しておきましょう。

今回は私が普段使っている GoPro Hero 6 Black の  Protune を含めた動画撮影の設定をご紹介します。

※この設定は、撮影した映像を iPhone に取り込んで編集する事を前提としていますので、PCでがっつり編集したい方やそのまま SNS 等にアップロードしたい方には合わないかもしれません。

 

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撮影モード

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解像度(RES): 1080

解像度は 1080p(FHD) に設定します。

GoPro Hero6 Black では 4K 動画の撮影が可能ですが手ぶれ補正が使えなくなります。

2.7 K や 1440p で撮影してもいいのですが、多くの SNS では未だ 1080p 以上の画質でアップロード出来ません。(Instagram は 720p まで)

とはいえ、初めから低画質で撮影するよりも編集時に高画質から低画質に落とした方が最終的には綺麗な画質にはなるのも事実です。

しかし、録画可能時間が約 30 分も減るのに加えて、iPhone での編集処理に時間がかかるので、総合的には 1080p が最もバランスがいいように考えました。

 

フレームレート(FPS): 60

フレームレートは、後でスロー再生ができるように 60 fps まで上げておきます。また、これによりシャッタースピードが 60 分の 1 より遅くなるのを防ぎます。

砂利道の移動など手ブレがひどい時は、120fps まで上げてしまいましょう。どんなにブレブレの映像でも、音楽に合わせてスロー再生すればいい感じの映像になる事があります。

 

視野(FOV): Wide

Wide に設定します。

Superview は、足元や近くの景色に対して魚眼効果が強く出るので普段は使っていません。しかし、遠くの風景の撮影や高速で前進している時には効果を発揮します。

Linear は反対に視野が狭く躍動感が出ないので、静止している被写体に接写する際などに使うようにしています。

 

Protune 設定

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シャッター: Auto

シャッタースピードは固定する事が出来ますが、日陰での黒潰れや日向での白飛びが発生しやすくなるため、いちいち気にしたくない私は Auto にしています。

これにより、明るさに応じてシャッタースピードが調整されるのですが、シャッタースピードはフレームレートの2倍に固定した方が自然な映像になります(180 度ルール)。

そこで 60 に設定したフレームレートを編集時に 30 まで下げる事で、日陰での 180 度ルールをほぼ実現出来ます。

ただし、明るい場所ではどうしてもシャッタースピードが上がってしまいます。気になる方はシャッタースピードとフレームレートを固定して ND フィルターを装着した上で、ISO 感度の上限をあげるなどで対策してください(この辺りはまだ検証中)

 

EV 補正: -1.0

露出は、-1.0 に設定する事で全体を暗めで撮ります。こうする事で太陽による空や雲の白飛びを抑えるようにしています。

 

ISO 感度: 100 - 100

下限上限ともに、選択可能な最小値である 100 に設定します。日中であればシャッタースピードで十分調整できる明るさがあるのと、映像にのるノイズを最小限に抑えるためです。雨の日など光が十分に得られない環境でも最大 400 が限界だと考えています。

 

ホワイトバランス: Auto

GoPro Hero 6 のホワイトバランスを自動で調整する機能は非常に優秀なので、下手に自分で変更するより任せた方がいいという結論に至りました。

 

シャープネス: Low

Med だとエッジに紫っぽい線が入ったりした事があり、Low に設定しています。

そして、編集時にシャープネスを足して補正しています。

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カラー: Flat

カラーは、フラットを選びます。

コントラストを抑える事でより広いダイナミックレンジで撮影でき、白飛びや黒潰れを可能な限り減らします。

その代わり全体的に白っぽい映像になるので、必ずカラーコレクションをしましょう。また、表現したい世界感や雰囲気を出すために、カラーグレーディングする事も出来ます。

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オーディオ: Off

私は音声は使わないので、特に気にしません。

 

その他の設定

時刻設定: UTC(協定世界時)

GoPro から iPhoneMac に取り込んだ時の撮影日時を調整するために、現在時刻から 9 時間前の時刻である UTC を設定しておきます。

これは直して欲しいですね。

 

Wifi: Off

Wifi でデータの転送を行わないのと、バッテリーの節約の為 Wifi は切っています。

また、上で設定した時刻が勝手にiPhone 側の時刻に調整されてしまうのを防ぐ効果もあるみたいです。

 

GPS: Off

山などに入ると意外と精度が悪いガッカリ機能の一つ(個人の感想です)。GoPro アプリで動画を取り込まない私にはそもそも必要のない機能なので、バッテリーの節約も兼ねて Off です。

 

最後に

動画撮影を始めた頃は数多くの使えない動画を量産してしまいがちですが、自分の撮り方にあった設定を見つけると安定した動画撮影と編集が行えるようになります。

そういう意味では誰にでも当てはまるベストな設定と言うのは存在しないと言えるので、慣れてきたら自分のスタイルにあった設定を探してみてください。

 

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